言葉変換『もんじろう』用アイコン 除虫菊 その2   

2008年 08月 02日

除虫菊の殺虫成分であるピレスロイド類(除虫菊に含まれる有効成分の総称なので類とつく。)ピレトリンが、なぜ殺虫効果があるかといえば、
これがちょっと理解不能の部分多々なのですが、

昆虫類・両生類・爬虫類の神経細胞上の受容体
(外界や体内からの刺激を受けとる器官や細胞、分子のこと。)に作用し、
Na+チャネルを持続的に開くこと(?)により脱分極を生じさせる神経毒である。

なのだそうです。
ここの脱分極というのは、細胞の、中と外のプラスマイナスバランスがとれいて正常な状態なのを、そのバランスを壊して細胞を破壊してしまうということ…。

この毒性が、昆虫や両生類、爬虫類、魚類ぐらいのものには効果的なのですが、犬や猫になると安全性が高いといわれています。

ということで、なめくじの運命は、ナメクジにとってはお気の毒な結果になったと予想される結果となりました。

ただ、天然だから安全であるとは言い切れないのは、植物でも有毒は有毒、、トリカブトや夾竹桃、エンゼルトランペット等と毒性が高い物はたくさんあります。

現在では天然ピレスロイドのピレトリンでも、直接塗布でアレルギーを起こすことが判っていて、もちろん大量という条件ではあるけど、最悪死に至ることもあるそうです。

そういえば、現在でも合成ピレスロイドのアスレンを含んだ犬用のノミ取り粉が発売されてます。
これは合成ですが、どうなんでしょう…。

使用者に対する注意で、

使用に際しては、ゴム手袋、マスク、メガネ等の防護具を着用してください。
皮膚又は衣服に付着したときは、石けん等でよく洗ってください。
アレルギー体質等で、本品に触れて刺激を感じた場合には、使用を中止してください。
万一、身体に異常を来した場合や誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちにピレスロイド系の殺虫剤を使用した旨を医師に申し出て診察を受けてください。

犬のノミを取るのに、人間はゴム手袋、マスク、眼鏡等の防護具着用って、これで安全なのか疑問がわきまくりです。

のみ取りの首輪の主成分も同じく合成のピレスロイドということも、今回初めて知りました。

合成か天然か判りませんが、ピレスロイドの入ったシャンプーで洗った犬が死んだという事例もあるとのこと。
カルフォルニアでは、対象使用されているピレスロイドが河川に流れ込み、生物の生態系を大きく破壊しているので使用が制限されるという事態を招いているようです。

天然ピレスロイドがなぜ、安全性が高いと言われるかというと、毒性の対象が限られていることと、その成分が光や空気酸化によって直ぐに無くなってしまうことにあることです。
ゆえに毒性が作用するのが短いという、昔は欠点だったところが、今では利点となり、農薬として見直されているようです。
最近、除虫菊成分の蚊取り線香とともに、除虫菊でできた害虫退治粉末もあるようです。

が、農薬と書きましたが、例えば有機農法で使える農薬は厳しく規定されていて、除虫菊でてきた乳剤は農薬として認められているけれど、除虫菊粉末は農薬と言ってはダメなんですよね。
除虫菊粉末は農業資材という扱いです。
農業資材である、除虫菊粉末、特定農薬めざして頑張ったのですが、結局認められませんでした。

またまた、話は逸れますが、この特定農薬とは何者?

平成14年に、無登録の農薬の製造や使用を禁止する法律ができました。
でもなんでもかんでも農薬登録を義務づけると、過剰規制となることを危惧して、

農作物の防除に使う薬剤や天敵で、安全性が明らかなものにまで農薬登録を義務付ける過剰規制とならないように、特定農薬という仕組みを作りました。
無登録農薬を禁止するために必要な制度上の仕組みであり、新たな規制を持ち込むものではありません。
なお、この制度の趣旨を分かりやすくするために、特定農薬を「特定防除資材」と呼ぶこともあります。

(農林水産省HPより)

この特定農薬が決定される際、検討されたのが、
天敵、食品、植物抽出液(ここに除虫菊粉末がでてきます。)、微生物等ですが、

アイガモ、アヒル、ウシ、コイなどは、作物も食べてしまうし、もともと農薬ではないので特定農薬の検討対象から除外され、(それ以上に「アイガモが農薬?」という世の中の声を避けたとも言えるらしい。)、雑草抑制シ-トも農薬ではない、木酢液は効果がない上使用者に対し危険ということで、対象から外されました。
特に除虫菊は「食品中の残留農薬基準が設定された成分」なので避けられました。

ということは、「安全なはずなのに食品に残留する可能性があるの?」という疑問が…。

結果、重曹と食酢、地場で生息する天敵のみ特定農薬に指定することが適当であるとされました。

他の多くのものは判定保留中です。
大山鳴動して鼠一匹、お疲れ様。

知りたくて調べていくと更に疑問が倍増していくので、困ってしまうのですが、
除虫菊粉末は、農薬に指定もされていない、有機農産物に使える農薬でもない、特定農薬でもないのに
農業資材としてなら使用できるの?できないの?

はてさて、最初の疑問である、

「除虫菊を植えておいて、虫除けとして、効果があるのか?」

除虫菊の殺虫成分は、花が満開の中心部に一番多く含まれている。
花の中で虫が死んでいた。
茎や葉にも少しは含まれている。
蚊取り線香は、揮発してその効果がある。
除虫菊を育てるのに、ダニ除けをする必要がある。

昔、除虫菊を育てていた地域の人からの、虫除けの効果があったという言葉があった。
和歌山の除虫菊で未だに蚊取り線香を作っている会社のHPでは、和名の「シロバナムシヨケギク」の由来通り、庭や畑の縁に植えておけば虫除けになると書いてあった。
キンチョーにHPでは、そのままでは殺虫効果はないと書いてあった。

殺虫効果はないが、忌避効果はあるのか。

どなたか、お庭に大量にシロバナムシヨケギクを植えて、効果をためしてください。

最後まで読んでくれた方、ありがとう。
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by pareana-club | 2008-08-02 03:10 | お勉強したこと

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