人気ブログランキング | 話題のタグを見る

言葉変換『もんじろう』用アイコン ドックランは何のために   

2006年 05月 24日

いつも行っている掲示板に、辛い相談があった。
近所のドックランで犬を遊ばせていたら、自分の犬が同じマンションの人が飼っている犬と喧嘩して、噛みつき怪我をさせてしまった。
目も傷つけてしまったようで、手術しているが死ぬかもしれない。
普段は、どちらかというと負けて噛まれたこともあるくらいの犬なのに。
相手の方にも申し訳ないし、自分も動揺しており、どうしたらいいのだろうか、と。

どちらの飼い主も犬も痛ましく…言葉もない。

ドックランって何の為にあるのか、改めて考え込んでしまった。

アジリティーやエクストリームの訓練をするのは、明確な目的・理由があるから判りやすい。
飼い主と犬とオフ・リードでしかできない訓練の場所。
単純には、合法的にオフ・リードにすることができる場所。
他の犬と遊ばせることができるところ。

リューの場合、初めはオフ・リードにして、広い所で自由に走り回らせたい。という単純な目的だったと思う。
でも離してみると、勝手に走り回るなんてしない。
ボールを投げても、家ではやっても、外ではそれどころではなく、
臭い嗅ぎばかりして、最近ではマーキングまでしてくれる。
それに一緒に走ると走るが、一人で走り回る気も余りないらしい。

領域意識の強い犬が、ドックランと言っても、大抵はそれほど広いとは言えない囲われたスペースで、多数の犬が芋の子を洗う状態で、それも飼い主のコントロールから外れているのだから、それは強いストレスの中にいると思う。
そんな状況で、初対面の犬同士、「ハーイ、こんにちは、じゃあ遊ぼうか」をどの犬にも望むのは楽観的すぎるかも知れない。
私だったら無理、見ず知らず、初対面の人とすぐにうち解けるのは難しい。
何でも擬人化するのは間違いとはいうけど、犬にも性格があるだろうし、どんな犬も社会化がされていれば、ドックランで友好的に遊べるというほど単純ではないだろう。

それに、友好的に遊んでいたにしろ、興奮や発情その他、それこそ想定外のことで喧嘩が始まることもあるだろうし。
だいたい、他の犬と積極的に遊ぶ必要が犬にとって必要なのだろうかなどとまで考えてしまう。
どの犬とも仲良くできる友好的な犬を飼っていたら、こんなことも考えることもなかったのだろうけど。

by pareana-club | 2006-05-24 23:43 | 犬とのつきあい

<< 耳と歯石 どこかに行かないの? >>