人気ブログランキング | 話題のタグを見る

言葉変換『もんじろう』用アイコン トレーニングと躾   

2005年 10月 27日

テリー先生は最初に、生徒の中から一人を選び、前に呼んだ。
そして、その生徒を壇上にたたせ、その子に向かって、

”アブラカタブラ” ”アブラカタブラ”  ”アブラカタブラ” 

だんだん声を大きくしていく。

その生徒も、他の生徒達も???

テリー先生は「私はあなたに ”椅子に座りなさい。” と言ったのです。」

人が、犬にただ ”座れ” といっても、あなたが今、何を言われたか解らないように、犬はそれが、言葉ということすら解らないのですから、いくら声を大きくしても何の意味もない。
どうやって、犬にこちらのやって欲しい行動をとってもらうか。

アメリカは、野生馬を捕まえ、家畜として利用できるようにトレーニングしてきた歴史がある。
テリー先生のお話を聞いていて、犬のトレーニングもその歴史を大きく受け継いでいるのでは、との印象を受けた。

犬に苦痛を与えることなく、一番効率的な方法をとる。
日本語の躾、という語感ではなく、トレーニング。

スポーツ選手が、いかに早く、いかに高く飛べるかをトレーニングする。
ボディビルダーが、このここの筋肉を鍛えたいとトレーニングする。

犬と、この人間社会で、いかにお互い過ごしやすい状態を作っていくか。
犬に理解してもらう。

映画、”奇跡の人”のラスト。
ヘレンケラーが、「水」を「水」と理解するシーン。
あれと同じだと思った。

by pareana-club | 2005-10-27 23:16 | トレーニング

<< リュー三歳になる! すれ違いの方法 2 >>